鬼殺―Oni・Gorosi―

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[作品説明]

鬼という、恐ろしきもの
どこにある
邪見の人の、胸にすむなり

(一休宗純)


 赤いざんばら髪を振り乱し、黒い着物に黒い袴を纏った男。背には大きな剣を負っている。その大剣の柄を、黄色の手甲を嵌めた右手で握っている。
 が、その荒々しい得物にそぐわず、男自身は静かだった。身は竹のようにしなやかで細く、肌はまるで、月の光を浴びているかのように青白い。顔は死んだ女のように澄んでいる。男としては、いや女だとしても、その容貌は寒気を覚えるほどに――美しかった。
 その男の名は――。

 斬黒丸――。

 鬼を斬ることのできる刀、「霧咲一文字」を振るう彼の姿は、猛々しくも流麗であり、また残酷でありながら慈愛に満ちていた。
「あってもいいけどサ、見せちゃいけねェんだよ見せちゃ。それが――」
 鬼ってもんサ――と斬黒丸は言った。

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