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先生。

第3章 ◯ 黄色い朝食



「きゃんっ」





ペロリと耳裏をなめられ、体が緊張でこわばる。






ふわふわと耳たぶを甘噛みしながら
ゆるやかな吐息とともに甘い空気を耳に送る拓は、まるでわたしの反応をひとつ残らず記憶するかのように、時間をかけてわたしを煽る。









「本当は嫌なんて思ってないくせに。」










ニヤリ


そんな擬態語がぴったりな拓の笑い方。






ゾクゾクする、快楽。


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