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ダーリンは12歳年下〜遠恋の果てに〜

第13章 2001年:薄っぺらな恋愛

元々あたしは拓也の内面を見ようとしてなかったしそれほど心が惹かれてる訳でもないので


『もう、連絡してこないで。
 さようなら。』


即メールしてとっとと家に帰った。


嘘つかれて深夜に待ちぼうけ食らわされて。


どうせ男ってこんなものよ。
嘘と裏切りで出来上がってる生き物。


そんな風にしか思ってなかったから、拓也の行動がショックだとか悲しいなんて思いはひとかけらもありませんでした。



次の日、拓也から電話。


『いったいどうしたんだよ?』

『はぁ?何いってんの?自分のしたことが分かんないの?』

『え?なに?』

『あんたは、よそのキャバ嬢と肩組んで歩くのが仕事なの!』

『え!ごめん・・・』

『あぁ!うざい!ばいばいっ!』

『あ・・ごめ・・・』


ブチッ


あたしは通話終了ボタンを力いっぱい押した。


これ以上、拓也の言い訳聞くなんてめんどくさい。
めんどくさい男なんていらない。
こっちから願い下げだ。


その後、拓也からの連絡も来なく何事も無い毎日を過ごしていた。


しかし…
数週間後、


あたしは拓也からの思いもよらない仕打ちを受ける事になるのです。

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