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シアワセ∞経路

第10章 未来へ続く思い出

駅を離れるまで颯太と佳菜美ちゃんが気になってたまらなかった。



またバッタリあったらどうしようって。



それにあの親しい様子……。






けれどそれからの時間は二人に遭遇することもなく、ただ心の内で余計な心配をしていただけだった。




もう二人に会うこともないと思われる暗くなった帰り道を、ソラに家まで送って貰った。



「わざわざ送ってくれてありがとね。
今日はソラのおかげで幸せな一日だった!
美味しいアイスも食べれたし」



「俺も楽しかったよ。なぁ、風子……」




「はい?」

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