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シアワセ∞経路

第4章 あなたのとなり




外には出ないで、ここで食べるのかな。



それでもいいくらいに、教室の外は居心地がいい。



でも二人で、お弁当食べるのも緊張する……。




そわそわする気持ちを抑えるために、パステルピンク色のお弁当袋をギュッと両手で握った。




十分後くらいに、階段を駆け上がってくる足音が聞こえた。



やっと大空先輩が来た。




「遅くなってごめん」




「あっ……!いえ、私も今来たところです」





「そうなの?鍵を借りて来たから外に行こう」



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