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シアワセ∞経路

第4章 あなたのとなり


大空先輩は南京錠を外し、屋上へと続くドアを開けた。

ドアで遮られていた日差しが私たちを照らす。



「外に行っても大丈夫なんですか?」



「んー…、本当は駄目なんだけどね。でも先生から特別に貸して貰えて。たまにクラスのやつらと屋上に来ることもあるから」



再会した時は無愛想で冷たい第一印象だったのに、意外と人徳のある人だとは知らなかった。




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