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シアワセ∞経路

第4章 あなたのとなり



「ありがとうございます。……本当は、やっぱり優しいんですね」


再会した時はあんなに私のことを否定的だったのに、昨日の帰りの一件で言っていたことは本当だった。



「え……?ああ、優しくできてた?……優しくするのはこれでいいのか…」


「はい」


大空先輩は恥ずかしそうに口元を手の甲で隠していた。

こんな姿、初めて見た気がする。


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