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宅急便に気をつけて。

第2章 気になるあの人。





お兄さんの落とした帽子は何故かしら
私のほうが先に手にとってしまった。


「どうぞ」

「あ、すいません…」

と初めてお兄さんと目が合う…


「……あ…」



「?どうかしましたか?」




さっきまで不気味とか思っていた
お兄さんは私の想像した顔より遥かな
イケメンだった。


「い、いえ!!あ、サインですよね!」

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