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ﾁｯ 、ﾁｯ 、ﾁｯ




枕元の目覚まし時計の長針が、目的の ｢１２｣ に向かってひとつづつカウントダウンを始める。




長針がそのように規則正しく動く一方で


目だった動きを見せない短針は、｢６｣ をさす間近だった。







時刻はもうすぐ午前６時


それは茜の起床時間だ。





ﾁｸ、ﾀｸ、ﾁｸ、ﾀｸ





５秒前～





５、４、３、２、１．．．....