その手で触れて確かめて
第8章 蜜月 〜side A〜 ① (S × O)
智side
「苦ぇな…」
翔の口の回りについた白濁を舌で掬いながら顔をしかめた。
翔「そう?すごく甘かったけど?」
同じように、翔も口回りを舌で舐め回し笑う。
「お前、味覚おかしくね?」
翔「気持ちの問題でしょ?智のものなら全部美味しいよ?」
「…ヘンタイ。」
翔「何とでも。」
翔の指先が双丘の間を上から下へとゆっくり滑り落ちていって、
敏感になっている入り口を擦る。
「はぁっ…ぁっ」
翔「フフっ。ヤらしい声出しちゃって。」
仰け反る喉元に口づけながら囁く。
「うるさ…あっ……っ」
その指先は、やがて、入り口の回りに円を描くように動き始め、小さな異物感を伴って、ナカに入ってくる。
そして、入り口を少しずつ広げながら内壁の粘膜を絡めとるように蠢いた。
「あっ…んくっ…」
下半身の力が少しずつ奪われていって、崩れ落ちていきそうな体を支えようと翔の体にしがみつく。
背中を抱えながら、
翔は溺れゆくものに命を分け与えるかのようにキスしてきた。
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