その手で触れて確かめて
第8章 蜜月 〜side A〜 ① (S × O)
(154ページの続き)
翔side
智「もう、ヤらない、ってんのに…」
段々体を下の方へと移動させてゆく俺を見て、
大きく嘆息した。
でも、シーツを思い切り捲り上げ、智の裸体を露にした途端、
智は大声を上げ、女子みたいに両腕を胸の前で交差させて、裸の胸元を隠した。
智「ばっ!!ばかっ!!何すんだよ!?いきなり!」
「何、女子みたいに胸隠してんのぉ♪」
智「お前がいきなりシーツを捲るからだろがっ!!このヘンタイがっ!」
真っ赤な顔して早口で捲し立てる智が可愛くて、
思わずキスをした。
でも、ナゼか照れまくる智に体を押し戻される。
「もう、何?キスぐらい…」
智「そのキスぐらいでお前のココ、こんなんなってんだけど…?」
と、痛いぐらいに張り詰めている俺のモノを指差した。
「知ってる。だから、ヤろ?」
智「ヤろ?じゃない!!シャワー浴びてくるからどけ!!」
「え〜!?会議午後からじゃん?時間ならまだあるって!?」
智「そういう問題じゃない!!」
「も〜散々煽っといて何?どういう問題なの?」
智「時間に余裕をもって準備したいんだよ!?」
「あっ、そういうことなら…」
智の足の間に体を割り入れ、両足を抱え上げた。
智「おっ、お前、何してんだよ!?」
「だって、余裕もって準備したいんでしょ?手っ取り早く終わらせようかな、と思って。」
智「お、終わらせる、って、お前…」
「もー、我慢できないから挿れるよ?」
智「は?ま、待て!!挿れる、って…ああっ!!」
蜜月 〜side A〜 ① (S × O) end.
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える