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その手で触れて確かめて

第9章 蜜月 〜side A〜 ② (M × S)



翔side


潤「うっせーよ!?」


「可愛くない…」


潤「結構だよ!?」


翔「弟のくせに可愛くない。」



潤は俺の手を振りほどくと、



今度は逆に抱きしめてきた。


潤「アニキのくせに可愛い♪」


「な…おっ…お前!?」





途端に体が熱くなって、慌てて体を離そうとするけど…



…くぉんの馬鹿力野郎。


潤「じゃ、改めて、また、ヤる?」


「何でそうなるんだよ!?」



と、しばらくすったもんだしていると、


小走りで近づく足音が聞こえてきて、



部屋のドアを開けた。




智「翔、帰ってきてんだって?帰ってんなら…」



「「………」」


智「………」



ベッドの上で真っ裸で絡んでた俺らと、



思いがけず現れた智と目が合った。



智「…お、お前ら、何やって…?」


「な…何で?」


潤「…父さんだ。父さんが智に知らせたんだ。」



潤は頭を抱えた。



智「ア、アホたれ!!鍵ぐらい閉めとけ!!」



えっ!?そこ?(←笑)



潤「良かったら智も一緒にスる?」



はあ!?潤、お前、バカなの?


智がうん、って言うわけ…


智「…いいよ。」


「「えっ!?」」



今、何て?



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