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その手で触れて確かめて

第9章 蜜月 〜side A〜 ② (M × S)



翔side


智「ヤる、って言ってんだろ?ほら、仲間に入れろよ?」



ネクタイを緩めながらベッドサイドに座る智。



潤「いや、冗談だったんだけど…」



まさかまさかの展開にテンパる俺と潤。



智「アニキをのけ者にするなんざ10年早いんだよ!?」



マジなの?マジなのか、智?



智「たっぷり可愛がってやるから覚悟しとけ。」



不敵に笑う智。



そ、それはそれで嬉しい…(←え?)



じゃ、なくて!!



「よ、酔ってたんだよな?潤。」


潤「あ?そうそう。んで、テンション上がって…」

智「何だ…。ヤってたわけじゃないのか。」



智は、ほどいたネクタイを指先で弄びながら立ち上がった。



智「溜まってたから相手してもらおうと思ったのに…」


「「えっ!?」」(←ハモる弟たち)



マジ…だったの?



智「風呂入って『1人で』(←ナゼか強調。)寝よ、っと。」



と、鼻唄混じりで出てゆく智の後ろ姿を呆然と見送る。



「………」(←残念オーラ全開な弟たち)



ドアが閉まると、ナゼか潤と目が合った。



潤「翔…」


「な、何だよ!?」



ヤな予感…。



潤「しょうがないから俺とヤろ?」


「しょうがない、って…!?だから、ヤらないってさっきから…あっ!!こ、こら!?」(←押し倒された)



潤「あ、そうだ、鍵閉めなきゃ?」





だからっ!!なんでいっつもこうなるんだって!?





「蜜月 〜side A〜 ② (M × S)」end.

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