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その手で触れて確かめて

第11章 先輩なオレと後輩なキミ。(S × N)



翔side


突然乱入してきた智くんと松本くん。



この2人は、入学早々、智くんに一目惚れした松本くんが、


電光石火の早業(←笑)で智くんを口説き落として付き合い始めた。



潤「そう怒んな、って?」



そっぽを向く智くんを振り向かせると、



松本くんは智くんの唇に、チュッと音をたててキスをした。



わっ!?おっ、おい、君たちっ!!



カズの目の前で何淫行(?)に及んでんだ、って?



思わず、隣にいたカズを盗み見ると、カズは、



顔を真っ赤にしながらも、目の前で繰り広げられるエロ行為(キスのこと。)をガン見していた。





そんなカズに気を取られているうちに、



この変態2人組(松本&大野)はあろうことか、俺とカズの見ている前でべろチューを始めた。



おっ、お前ら、他人んちで何、おっ始めてくれてんだよ!?



智くんの唇から聞こえてくる甘い声にとうとう耐えきれなくなったのか、


カズは、



奪い取るようにカバンを抱え、部屋を飛び出した。



「あ、カ、カズ…!!」



目の前でちゅぱちゅぱやってるバカ2人の頭を手近な雑誌で殴り淫行を食い止めたあと、



俺は、カズの後を追いかけた。



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