その手で触れて確かめて
第15章 続・honeyすうぃーとな俺たち。(O × N )
和也side
「ほら、オジサン、起きなよ!?」
智「うーん、あと5分…。」
「それ、もう3回ぐらい聞いた。」
智「じゃ、あと4分…」
「あのね…」
俺、二宮和也。
今、布団の中でもさもさしてる(笑)このオジサンと一緒に住んでる。
「もー、遅刻する、ってぇーの!!」
智「わっ!!」
煎餅みたいな敷き布団を思い切り引っ張ると、
笑えるぐらいハデに布団の中から転がり出てきた。
智「えっえっ!?何?何事?」
「何事じゃないの!!遅刻するでしょ!」
智「今、何時?」
「10時5分前。」
智「え〜!?まだ時間あるじゃん!?」
「何言ってるの!?余裕もって起こさないと、いっつもギリギリまで寝てるじゃない!?」
智「和がおはよ、って、チューしてくれたらすぐ起きるよ♪って…痛っ!」(←蹴られた。)
「そうでなくても、余裕持ってシャキッとしてるんだったらいつでもしてあげますよ。」
智「今日、仕事午後からだからさあ…」
「そう言って、まだ、時間あるから、って、2度寝して遅刻してたの、どこのどなたでしたっけ?」
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