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その手で触れて確かめて

第15章 続・honeyすうぃーとな俺たち。(O × N )



智「もー、分かったよ、起きるよ…」



寝癖でぐしゃぐしゃな頭をさらにかき混ぜるようにしてさらにヒドイ状態の頭に。



「…洗面所行ってきなよ。目、覚めるから。」


智「えー?」



と、寝ぼけまなこを擦りながら、とことこと洗面所へ歩いていくオジサン。



入って程なく大声でマジか、を連発。



「じゃ、俺、行くね?」

智「へ?今日、休み、って言ってたじゃん!!どこ行くんだよ!?」


「言ったじゃない?俺、今日、潤くんと約束があるから、って?」


智「聞いてないよぉ…」(←ダチョウラブ?)


「アンタが昨日、翔さんとべろんべろんに酔っぱらって帰ってくるからでしょ?」



と、仕方なくねぼすけの頭を手早くドライヤーでセットしてやる。



智「あれ?そう言えば翔ちゃんは?」


「とっくにお帰りですが?」


智「…ところで、どこ行くの?」


「ちょっと遠出。」


智「ちょっと、って?」

「ナイショです。」


智「野郎、二人でこそこそとどこ行くんだよ?」



…もー、うるさいな…。


ドライヤーを脇に置いて、



ぐちぐちうるさい口にキスをしてやった。



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