その手で触れて確かめて
第15章 続・honeyすうぃーとな俺たち。(O × N )
潤くんはシーフードたっぷりのスープパスタ、
俺は、じっくり煮込んだビーフシチューを堪能すると、そのペンションをあとにした。
潤「いい忘れてたけど、この辺て、この時期、不定期で花火上げたりするみたいなんだ?」
「じゃあ、見れたらラッキー、ってことだね?」
潤「夜、盛り上がるかもしんないね?」
意味深に笑う潤くん。
「あー、それは絶対にない。あのオジサン、そんなイベント興味ないから。」
潤「そうなの?」
「潤くんとこみたいに二人揃って暑苦しくないからね?」
潤「すいませんね?暑苦しい奴らで?」
「俺らの方こそ、夏なのに冷めた奴らでごめんね?」
何の話してんの?と、互いに突っ込みあいながら家路についた。
智「ニノ、お土産は?」
「その前に、アナタの好物なんでしたっけ?」
智「えっ?あ…チョコレートケーキ?」
「残念!お土産はアジの開きのストラップ(どんな?)でした!」
俺は、呆気にとられてるオジサンの手の中にストラップを握らせると、
土産物屋で買った干物をキッチンのテーブルの上に広げた。
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