その手で触れて確かめて
第15章 続・honeyすうぃーとな俺たち。(O × N )
智「おっ!!干物じゃん!食べよ食べよ!?」
「ホントは生の魚買ってきてアンタに捌いてもらおうか、って思ってたんだけど…。」
広げた干物のうちのいくつかを焼き始めた。
智「じゃ、たまには釣り、一緒に行こうよ?釣った魚、その場で捌けるし。」
「…いいですよ?」
智「えっ!?マ、マジで?」
よっしゃ、と、俺の後ろで密かにガッツポーズを繰り返す智。
智「じ、じゃあ、今度の休み、とか?」
「いいよ?そのかわり、行き先は俺が決めていい?」
智「へ?カズが?」
「俺、いいところ知ってるんで…。」
一番最初に焼き上がったものを智の口にくわえさせた。
智「あちっ!?でも、うんめぇ。」
「皿、出して?」
智「カズ、飲む?」
「うん。」
いい具合に焼き上がった干物を肴に晩酌を始める。
智「あ〜!うんまい。」
「アンタ、日増しにオッサンになってくね?」
智「サラリーマンは大変なんだよ?」
ぷはー、と、智は一息吐いた。
「その、大変なサラリーマンを労ってあげますよ?」
智「えっ?///」
酔いとは別の意味合いで、
智の顔が赤くなった。
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