テキストサイズ

その手で触れて確かめて

第15章 続・honeyすうぃーとな俺たち。(O × N )



は、恥ずかしい…。



何の臆面もなく、のろけてみせる智の言葉に柄にもなく赤面してしまう。



智「ん?カズ、どした?熱でもあんのか?」



と、俺の額に自分の額をぺと、っとくっ付けてくる智。



「ちょ…智、見られてる。」


智「いーじゃん、見せつけてやれ。」


「やだ、ってば…って…んっ…」



調子にのった智は、



潤くんたちの前でキスしてきた。



潤「うわ…見せつけてくれんね?」


翔「おー!!智くんもなかなかやるね?」



誉めてんのか冷やかしてんのか分からないことを言われ、



恥ずかしさに耐えられなくなった俺は、思わず智の体を押し退けた。



でも、智の体に吸盤がくっついているかのごとく智は俺から離れてくれない。


智「カズ、これからもずっと二人でいような?」



え…?



智「十年後も二十年後も、ずーっと。」


「智…。」


智「おじいちゃんになっても、ずっと。」


「ずっと…」



いつの間にか、



俺の方から智にしがみつくように抱きしめていた。


智。それはいいけど…。


いいんだけど…。



潤「いいなあ、カズ。」


翔「…あんな言い方があんのか…。」








…スッげぇ見られてんだけど?







「続・honeyすうぃーとな俺たち。(O × N )」end.

ストーリーメニュー

TOPTOPへ