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その手で触れて確かめて

第16章 続・honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )



その日の夜は中々寝付かれず、



何度も何度もベッドの中で寝返りを打った。



寝返りを打ちながら、



暗さに慣れた目は、



もしかしたら、満面の笑みを浮かべドアを開け入ってくる大好きなあの人の姿の幻を見ていた。



「翔さん…。」



でも、車の運転で疲れていた俺は、



いつの間にか眠りに落ちていた。







朝、唇に柔らかい感触を感じて慌てて飛び起きると、



翔さんが昨日、仕事に行った時の格好のまま、俺のベッドに腰かけて微笑んでいた。



翔「おはよ、潤。」


「し、翔さん…?」


翔「何だよ?幽霊でも見たみたいな顔して…うぉっ!?」


「遅いよ…。」



思わず翔さんの体にしがみつきその胸に顔を埋めた。



翔「ごめん…」


「会いたかった…」


翔「俺も…早く会いたかった。」


「翔さん、キス…して?」



重ねられる唇。



離れても、



互いの存在を確かめるように、角度を変えて、何度も何度も重ねられた。



翔「ヤバい…我慢できねぇわ。」



俺の体をベッドに沈めると、



翔さんは俺の上に跨がった。


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