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その手で触れて確かめて

第16章 続・honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )



今度は俺の方から翔さんの顔を引き寄せ口づける。


翔さんの髪が顔に当たるたびくすぐったくて笑うと、



不機嫌そうな顔になるから余計におかしくてまた笑いが込み上げてくる。



翔「何だよさっきから。」


「可愛いな、って思って?」


翔「お前、年上に向かって可愛いなんて…」


「だって、可愛いんだもん。」


翔「…お仕置き。」


「…あっ…」



耳の形をなぞるように動く翔さんの舌。



その、生暖かい、ざらりとした感触にぞくぞくする。



「や…あっ…ちょっ…」


耳からの刺激に加えて、


スウェットの裾から忍び込んでくる手に胸元をするり、と撫でられ、体がびくんと跳ねた。



翔さんの体を押し退けようと手を伸ばすも器用に絡め取られ、人差し指が翔さんの唇の中に飲み込まれてゆく。



翔さんの口の中に規則正しく出たり入ったりを繰り返しながら、指先が唾液を纏ってゆく様は、



まるで、俺のすぐ目の前で自分のモノを口で扱かれているようで体が熱くなる。



指を口から引き抜き、俺を見る翔さんの目。



翔さん…



翔「潤…」



重ねられる唇。



唇に込められた翔さんの、言葉にならない熱い想いに、





泣きそうになる。


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