その手で触れて確かめて
第16章 続・honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )
今日は、夕方からバイト。
久しぶりに翔さんとバイト先で顔を合わせる日だ。
「おはようございます。」
翔「おはよう。」
雅「松潤、おはよー♪」
翔「ダメ!!さっき言ったばっかだろ?挨拶はきちんと、名前は『さん』付けだ、って?」
えー、いーじゃん、別に?と、唇を尖らせる相葉さんを諌める翔さん。
翔「じゃ、よろしく。『相葉さん』?」
雅「へいへい。」
翔「『はい。』だろ?」
あー、もー、むず痒い、と、
首もとをぼりぼり掻きながら相葉さんは事務所を出ていった。
パソコンに出勤の登録をすませ、売り場に出ようとすると、
翔さんに呼び止められる。
翔「あっ!!あ…のさ、後で渡したいもんがあるんだけど?」
と、少し、言いにくそうに頭を掻きながら話しかけてきた。
「店長、ここ、職場ですけど?」
翔「あっ!!そ、それもそうだな?」
笑いながら言う俺に、途端にしどろもどろになる翔さん。
「何だろ?楽しみにしてるね?翔さん?」
翔「あっ!?こら、翔さん、じゃないだろ?店長、だろが!」
「はいはい。すみません、店長?」
急に仕事モードに戻る翔さんに軽く触れるだけのキスをしてやった。
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