その手で触れて確かめて
第20章 Birthday Present
智の目の前で、
智じゃない手に触れられる。
イヤだったけど…
……イヤじゃなかった。
潤の手の中で俺のモノが段々固さをましてゆくのが解る。
「……っ…んっ……」
潤「我慢しないで声出したら?」
噛みしめた唇から鉄の味がする。
目の前に、綺麗な指先が延びてきて俺の口元を拭う。
智「何意地張ってんだ?ここには俺らしかいない。」
限界が近いのか頭がクラクラする。
智「ここだけのことにしておけばいいんだから。」
「でも……イヤ……だ。」
こんな恥ずかしい姿を、あなた以外の誰にも見せたくない。
「あ……っ…く…」
潤「もう、イきそうなんじゃない?」
俺は時折仰け反ったり、足をもぞもぞさせていた。
智「……ったく、しょうがないな?」
智は潤を押し退け、代わりに俺のモノに手を添えた。
智「お前が潤にヤられてイクところを見たかったんだけど…。」
「そんなのヤダだってば……ぁ…」
慣れた手つきで俺のモノに触れる手に俺は、
呆気なくイってしまった。
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