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その手で触れて確かめて

第20章 Birthday Present



潤「はい、座って?」


「……。」


潤「もー、そんな可愛くない目で見ないでよ?ちゃんと洗ってあげるから?」



しぶしぶ用意された椅子に座り、全身にシャワーをかけられる。



ベタついた感じが洗い流されちょっとスッキリした。



潤「じゃあ、髪洗うね?」


「お、おう。」



潤は鏡越しに両手を擦り合わせ作った泡を俺の頭にのせマッサージを始めた。



あー、気持ちいい……



段々と、潤に身を委ねていく自分に気づく。



潤「流すね?」


「……うん。」



流れ落ちてゆく泡みたいに、潤への警戒心も段々と薄れていった。



潤「じゃあ…体も洗っちゃうね?」


「うん…」



あ…と……



ボディスポンジで洗うのか、と思いきや、



両手を擦り合わせているのが鏡越しに見てとれた。



「……ちょっと待て。」


潤「どうしたの?」


「どうした?じゃねえだろ?」



お前、素手で俺の体洗うとか…



潤「スポンジとか使うより、こっちの方がキレイになるから?」



お前に下心とかなければな?



潤「それに智とヤった後の処理とかしてないでしょ?」


「そ、それは…」


潤「はい、じゃあ、一回立って?」



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