その手で触れて確かめて
第2章 劣情と熱情と純情と (A × M )
「あっ…!!や…何?何なの」
ヒロシがその体勢をとったことで、
ヒロシのモノがさらに奥深くに挿入ったような気がした。
「体、ツラくないか?」
うっすらと目を開けると、
あんなに乱暴に俺の体を扱ってるヤツが、って、
笑えるぐらい心配そうな顔してるから笑える。
「ツラい…って言ってもやめらんないでしょ?今さら?」
てか、止めてほしくない。
止めないでよ…。
気持ちよくしてくれるんでしょ?
だから、さ…
その時の行動は、ホントに無意識だったんだと思う。
ヒロシに向けて手を伸ばしてた、なんて。
でも、ヒロシは下品なぐらいに歯を見せて笑うと、
手を、握ってくれた。
「…ふふっ。エロオヤジ。」
「ほざけ…エロガキが。」
ヒロシが顔を近づけてきて、
ちゅっ、と音を立て唇を吸い上げる。
「動くからな?」
「えっ?」
何のことだか分からずにきょとん、としていると、
俺の体に覆い被さるように抱きしめてきて、
俺のナカにしっくりくるように収まっていたモノを、
ゆっくりと引き始めた。
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