その手で触れて確かめて
第3章 歪な夜の夢 (O × S × M)
「気持ちよかっただろ?」
形のいい唇の端から零れ落ちる白い雫を拭う智を見上げ頷く。
「あんな、中途半端じゃ、ツラいからな?」
体を離そうとする智の腕を引き、
倒れ落ちてきたところを抱きしめる。
「翔、戻ってくるから…」
「その時考える、って言ったでしょ?」
「アイツの性癖考えろよ?想像以上だからな?」
「地雷なら、もう、踏んじゃってるじゃん?」
「お前が、だろ?」
智の目を見つめ、両手で頬を包みこみながら囁く。
「アンタが、だよ?智。」
ニヤリと笑いながら、
シャツの裾からチラチラ見え隠れする、元気を取り戻し始めた智のモノを、
ニヤニヤ笑いながら膝で突っついた。
「こんなん、翔にバレたら死ぬまで搾り取られるかもね?」
「分かってんなら煽るなよ!?」
尚も体を離そうと足掻く智をぎゅっと抱きしめた。
「ね…最後までシてよ?でないと逆に押し倒しちゃうよ?」
智は小さく舌打ちした。
「…しょうがねぇな。」
指先を口に含み糸をひくまで唾を纏わせると、
俺の両脚を割り開いて、
指先を後孔に押し当ててきた。
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