リモーネ
第1章 オリーブ
俺は竜胆星那(リンドウセナ)。
県立第二高校1年の剣道部員である。
今は放課後の部活の時間…のはずなのだか、俺はなぜか、髪をいじられている。
「かえで先輩…。」
俺は俺の左側に立って鼻歌などを歌いながら俺の髪に花飾りなどをつけているひとつ上の先輩、かえで先輩に声をかけた。
空風かえで(カラカゼカエデ)。
県立第二高校2年の剣道部員である。
「かえで先輩ってば!」
全く反応しないかえで先輩に、もう数分間この状態である俺はしびれを切らして、もう一度名前を呼んだ。
「♪♪~…え?なに?セナちゃん?」
俺の髪をいじるのに一段落したのか、かえで先輩がやっと応答する。
「ちっ…。はぁ…。かえで先輩、今は部活の時間デスヨ。」
あまりの対応にいらっとした俺は思わず舌打ちをして、嫌みったらしく言った。
「えっ…セナちゃんひどい!今、舌打ちしたよね!?俺のほうが先輩なのに!!」
かえで先輩はどうも自分に都合の悪いことは聞こえないらしく、俺の舌打ちにだけ反応し、わざわざ俺の正面に回って叫んだ。
「ははっ何をおっしゃっているのか。さっぱりです。」
俺もかえで先輩の真似をして都合の悪いことは聞こえてないことにした
「んもー!セナちゃんのツンツン!!」
まだ目の前でぷぅ、とほっぺたを膨らませながらいう。
そんなかえで先輩は、女の人みたいな名前の通り、女の人みたいにきれいな顔をしている。
色白の肌とぱっちり二重に長いまつげ。
極めつけは少し癖のある栗毛。
でも身長はむかつく程高い。
180cmはギリギリなくて悲しいらしいが165cmしかない俺からするとかなり贅沢な悩みだ。
「…なんですかそのツンツンって。
…そんなことはどうでもいいんですよ。
かえで先輩は今、何をするべきなんですか。」
ほっぺたを触ろうとしているかえで先輩の手を払いのけて彼が床に放置している彼の竹刀を指差していう。
「え?…俺?おれー…はー…あ。かわいいかわいいセナちゃんのサラツヤの黒髪を花で飾りきらなければならない!」
かえで先輩は振り払われた手を再び俺のほほに戻しながら真顔(いや、ドヤ顔)で言い放った
「俺のどこがかわいいんですか。男子の、つり目相手に。」
俺は呆れながらかえで先輩にいう。
県立第二高校1年の剣道部員である。
今は放課後の部活の時間…のはずなのだか、俺はなぜか、髪をいじられている。
「かえで先輩…。」
俺は俺の左側に立って鼻歌などを歌いながら俺の髪に花飾りなどをつけているひとつ上の先輩、かえで先輩に声をかけた。
空風かえで(カラカゼカエデ)。
県立第二高校2年の剣道部員である。
「かえで先輩ってば!」
全く反応しないかえで先輩に、もう数分間この状態である俺はしびれを切らして、もう一度名前を呼んだ。
「♪♪~…え?なに?セナちゃん?」
俺の髪をいじるのに一段落したのか、かえで先輩がやっと応答する。
「ちっ…。はぁ…。かえで先輩、今は部活の時間デスヨ。」
あまりの対応にいらっとした俺は思わず舌打ちをして、嫌みったらしく言った。
「えっ…セナちゃんひどい!今、舌打ちしたよね!?俺のほうが先輩なのに!!」
かえで先輩はどうも自分に都合の悪いことは聞こえないらしく、俺の舌打ちにだけ反応し、わざわざ俺の正面に回って叫んだ。
「ははっ何をおっしゃっているのか。さっぱりです。」
俺もかえで先輩の真似をして都合の悪いことは聞こえてないことにした
「んもー!セナちゃんのツンツン!!」
まだ目の前でぷぅ、とほっぺたを膨らませながらいう。
そんなかえで先輩は、女の人みたいな名前の通り、女の人みたいにきれいな顔をしている。
色白の肌とぱっちり二重に長いまつげ。
極めつけは少し癖のある栗毛。
でも身長はむかつく程高い。
180cmはギリギリなくて悲しいらしいが165cmしかない俺からするとかなり贅沢な悩みだ。
「…なんですかそのツンツンって。
…そんなことはどうでもいいんですよ。
かえで先輩は今、何をするべきなんですか。」
ほっぺたを触ろうとしているかえで先輩の手を払いのけて彼が床に放置している彼の竹刀を指差していう。
「え?…俺?おれー…はー…あ。かわいいかわいいセナちゃんのサラツヤの黒髪を花で飾りきらなければならない!」
かえで先輩は振り払われた手を再び俺のほほに戻しながら真顔(いや、ドヤ顔)で言い放った
「俺のどこがかわいいんですか。男子の、つり目相手に。」
俺は呆れながらかえで先輩にいう。