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普通×地獄=不幸↓

第1章 最初の夢と現実

私は東京に着き、社員寮のある新川崎駅に向かった。地図を渡されていたので歩いて行った。30分程で寮に着いた。寮母に説明と部屋に案内された。3階1LDKの部屋だった。見晴らしも良く夜景も良かった。荷物がまだ届いていなかったので部屋でタバコを吸って待った。叔母と妻に電話をし、無事着いたと伝えた。30分くらいたったころ荷物が届いた。とりあえず荷物を整理し、生活できる環境に整った。近くを散歩しに出かけた。秋田から出て来て環境も変わったので、気分的に楽になった。研修まで二日間休みだったので、神奈川の叔母の家に泊まりに行った。祖母の葬式以来だった。叔母の家の近くの駅まで電車で行き、迎えに来てもらった。履いていた靴が小さく足が痛かった。すると叔母が靴を買ってくれた。ありがたかった。叔母のマンションまで車で15分くらいで着いた。叔母としゃべっていたら叔父さんが帰ってきた。その夜は深夜まで話で盛り上がった。次の日、叔母から駅まで送ってもらった。寮に戻ってからは、明日の研修の準備をし夕飯を買いにコンビニ行きおにぎりとつまみにビールお茶を買った。研修は船橋市で1日だけだった。次の日からは、配属された勤務先に出勤することになった。配属されたのは、羽田国際空港貨物事業部だった。研修中の一人が一緒なので心強かった。初日は仕事の内容、現場の案内で終わった。明日からが本当の仕事ある。私と同期で入社したM君と羽田国際ターミナル1階で待ち合わせ、一緒に出社した。仕事が始まった。挨拶しても返事も無し、仕事を教えてもらいたくても教えてくれない。私とM君は、言われた事をやるだけ。次はなにをすればいいのか聞きに言っても教えてくれない。M君と二人で困っていた。昼休み、二人で話した。とんでもない所に入ってしまったと。こんな感じで3日4日続いた。ふと、M君が言った。会社を辞めたいと。私も同じ気持ちだった。仕事事態はそんなに大変ではなかった、人間関係や不陰気が最悪だった。他に同期入社した人達はもう辞めた者もいる。通勤も大変だった。時間によっては二回三回乗り換え、それから歩いて30分。通勤で疲れている様なものだ。こんな生活をしていた時、私は仕事場でケガをした。 つづく

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