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じんちょうげの花咲く頃

第7章 エピローグ ②



「あっ…碧、く、苦しい…」



女の子と言えど、体を鍛えている碧の力は半端ない。



零「こら、碧、止さないか。」


碧「…ごめんなさい。つい…」



碧をたしなめる零も、絵を描いてるだけの草食系かと思いきや、



一時期、母親の環に近所の空手教室に行かされていただけあって、そこそこいい体をしている。



零「すいません、お義父さん、大丈夫ですか?」



しかも、顔は父親似で性格も温厚で仕事も出来る。


零を見てると、神様は二物も三物も与えてしまったんだなあ、と思ってしまう。



片や、妹の碧は…



碧「叔父様見てると、ついつい苛めたくなっちゃうんだよね?」



正義感の強い、母親譲りの美少女だが、



碧の中に智を感じるのは気のせいだろうか?



まあ、何はともあれ仲がいいのはいいことだ。



潤「こんばんは、碧。」

碧「あっ!!潤くんだ!!」


えっ!?(汗)な…んで?



嬉しそうに、潤のもとに駆け寄る碧。



潤「雅紀から聞いたんだ。翔、何で教えてくれないんだよ?」


「え?あ、ご、ごめん。」


潤「碧、また一段と可愛くなったんじゃない?」


碧「やだあ♪潤くんこそ相変わらずカッコいいよ?」


「………。」










お前ら、まさか、付き合ってねーよな?


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