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第2章 アキオ

「もしもし.....」

「え?…あや?」


「ピンポーン♪あきおくーーん!元気だったぁー?」


「元気なわけないよねー!!でも今げんきになったけど笑」


「へぇーーーーw てかさー今暇?」





1時間後 私の前に現れたあきおは
半年前と全く変わらず
まるで仔猫でもみるような視線を私にむけた





あきおとは 高3の冬 合コンで知り合った


3つ上のフリーターのあきおは
高校生の私にとって ちょっと頼りないけど 優しい兄ちゃん。。。といった感じで


「ねぇーあきおくーーーん!
遊園地いきたぁーい!

パフェたべいこーーー♡

ドライブ連れてってー!」


私のお願いに

「もーーーあやったら わがままだなぁー
でも可愛いから許す♡」と

なんでもいうことをきいてくれたw






「久しぶり!
相変わらずちっこいねw」

頭をぽんぽんしてきた


「ねーーーーあきおくん!
私もう高校生じゃないんだからねぇー
一応 大人の女だし! ポンポンしないでくれるーーー?笑」


「へーーいつのまに 大人の女になったんだかねぇーー子猫ちゃん!」


「いやぁ そういう意味じゃなくてさ!
ほら ......大学生だしっていう意味だって!
それよりさ カラオケ!いきたい!」


「半年前 こっぴどく振った男呼び出して
カラオケねぇ笑 しょうがないないなぁー付き合うよ!」


「さすがあきおくん!」


カラオケに行きたかったわけじゃなかった
でも今は どうしても
私の全てを受け入れてくれる優しさに…
あきおの笑顔に甘えたかったのだ










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