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第2章 アキオ

ヒロシの電話は繋がらないままだった


レポートと読書感想文がかけないまま もうすぐ夏休みが終わろうとしていた

ヒロシ…なんで連絡くれないの?


最初で最後になったあの日
「大丈夫?痛い?
ベッド血だらけになっちゃったね…」


。。。本当に処女だったんだ。。。。


聞こえるか聞こえないかくらいの声で
あいつはボソッとつぶやいた





私は毎日のようにあきおと出かけた

カラオケにいったり
ドライブしたり

ファミレスで何時間もくっちゃべってるだけの時もあった


「レポート終わったの?」

「いやーまだぁーやばいー⤵︎」

「もう夏休みおわっちゃうよ?
終わるまで もうどこにも連れて行ってあげなーいw」

その言い方にカチンときて
「じゃーいいよ
連れてかなくて!彼氏につれてってもらうから!」

苛立ちながら言ってしまった


「連絡ついたの?」

(墓穴ほった)


「連絡?つかない!。。。
電話ももうかけてない!」

「もうそれって彼氏って言えるの?」

「そうだね。。。
ただのやり逃げ男に騙されただけだもんね!傷付いてボロボロ!笑っちゃうよね!!!」

今まで絶対に認めたくなかった言葉が
怒りに任せて口からでてしまった



「俺はあやを傷つけたりしないよ!」

私はもう何度もあきおを傷つけてることはよくわかっていた…







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