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『甘い蜜』

第21章 甘い蜜 21

「そんな下らない事で呼び出したのかよ…」

まぁ…、授業サボれたのはラッキーだけど。

休み時間まで潰されたくない。

「隼人にとっては下らなくないんだよねー♪」

「千崎は黙ってろ…」

生徒会長の横にいた千崎って奴がからかい口調で生徒会長を見つめていた。

出来てんじゃないの、…この二人。

「…お邪魔みたいだから失礼します。」

この間みたく責任取れとか言われたくないし。

「邪魔じゃないよ、寧ろ邪魔なのは僕だよね…隼人♪」

「…失礼します。」

俺は扉に向かって振り替える事もなく…

「おい、ま…~~!」

生徒会長が何か叫んで言っていたけれど、俺は扉を思いっきり閉めてやった。

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