テキストサイズ

君のKISSに夢☆CHU

第7章 来騎の事


「桜音が探してるんなら、とことん探せばいいんじゃない?」

「答えを出さないで、来騎を振り回しちゃうかもしれないよ。」

「桜音相手なら、振り回されるのも大歓迎だけどね。」

若いからまだ時間があるから平気。

とでも言うのだろうか。

そんな余裕さえ来騎からは感じる。

それか恋愛をゲームのように、楽しんでいるのか。

どちらにしても、私は来騎がそう言ってくれた事は嬉しかった。

「ありがとね。そう言ってもらえて、素直に嬉しい。」

「お互いに焦って決める事じゃないからね。ただ、僕は桜音一筋で行くから、誰か現れたら、焼きもちも焼くかもしれないよ。」

来騎からの焼きもちなら、何だか可愛い気がする…。

ふて腐れちゃう来騎とか可愛いかも。

何だか想像して、フフッと笑ってしまった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ