
恋人は王子様…!
第12章 ばれた秘密の恋 sideN
次の日、学校に行くとうちの大学にまで潤くんの話題でいっぱいだった
「松本くん、彼女いたんだね」
「残念、てか女の顔写ってないし」
「別れればいいのにね」
「萌え袖とかあざといんだよ」
主に彼女の悪口で
つまり、俺へのバッシングで
「☆大のミスとかなら認めるけどさ」
「☆大のミス、ふられたらしいよ?」
「えー、そんなに彼女可愛いの?」
「松本潤もふつーの男だな」
「昼間から外でこれはヤバくね?」
「こいつ、爽やかぶって実はヤリ捨てしまくってるとか?」
ここぞとばかりに潤くんの批判してる人もいて
「…くだんね」
ボソッと声がした
「智さん…?」
声の主は研究室の先輩だった
研究室の中は智さんと二人で…
この人の声をはっきり聞いたのは初めてなわけで
「くだらないって…☆大のミスターの話ですか?」
「それ以外になんかある?」
智さんはパソコンから目を離さない
「…なんでくだらないんですか?」
確かにくだらない
俺もそう思う
でも、それは俺が当事者だからだ
この人は何故ここまで切り捨てる
「くだらない点は少なくとも3つある。」
智さんの手がとまる
「一つ目。☆大のミスターが女好きだろうとクズだろうと、勝手に王子像押し付けて騒いでたのは外野だろ。」
あの…あの、潤くんは女好きでもクズでもないですけどね?
「二つ目。見た目主義の考え方。可愛ければイケメンの彼氏ができんのか?そしたら、美女と野獣カップルは撲滅すんぞ」
あの…あの、潤くんの恋人、俺なんですけど
「三つ目。☆大のミスターが抱いてる相手が男であることに誰も気づいてない点。」
心臓が止まるかと思った
「なんで…男って…」
「二宮」
「はい…」
「外に出るとき、このパーカーもう着ない方がいいぞ」
「え…」
この人は一瞬で見抜いたんだ
「なんで…」
「さっさと解析しろよ」
智さんはもうパソコンに向かいあってた。
「…」
『潤くん:ごめん、カズ。しばらく会えないかも』
潤くんからのLINEに気づいたのは家に帰ってからだった。
「松本くん、彼女いたんだね」
「残念、てか女の顔写ってないし」
「別れればいいのにね」
「萌え袖とかあざといんだよ」
主に彼女の悪口で
つまり、俺へのバッシングで
「☆大のミスとかなら認めるけどさ」
「☆大のミス、ふられたらしいよ?」
「えー、そんなに彼女可愛いの?」
「松本潤もふつーの男だな」
「昼間から外でこれはヤバくね?」
「こいつ、爽やかぶって実はヤリ捨てしまくってるとか?」
ここぞとばかりに潤くんの批判してる人もいて
「…くだんね」
ボソッと声がした
「智さん…?」
声の主は研究室の先輩だった
研究室の中は智さんと二人で…
この人の声をはっきり聞いたのは初めてなわけで
「くだらないって…☆大のミスターの話ですか?」
「それ以外になんかある?」
智さんはパソコンから目を離さない
「…なんでくだらないんですか?」
確かにくだらない
俺もそう思う
でも、それは俺が当事者だからだ
この人は何故ここまで切り捨てる
「くだらない点は少なくとも3つある。」
智さんの手がとまる
「一つ目。☆大のミスターが女好きだろうとクズだろうと、勝手に王子像押し付けて騒いでたのは外野だろ。」
あの…あの、潤くんは女好きでもクズでもないですけどね?
「二つ目。見た目主義の考え方。可愛ければイケメンの彼氏ができんのか?そしたら、美女と野獣カップルは撲滅すんぞ」
あの…あの、潤くんの恋人、俺なんですけど
「三つ目。☆大のミスターが抱いてる相手が男であることに誰も気づいてない点。」
心臓が止まるかと思った
「なんで…男って…」
「二宮」
「はい…」
「外に出るとき、このパーカーもう着ない方がいいぞ」
「え…」
この人は一瞬で見抜いたんだ
「なんで…」
「さっさと解析しろよ」
智さんはもうパソコンに向かいあってた。
「…」
『潤くん:ごめん、カズ。しばらく会えないかも』
潤くんからのLINEに気づいたのは家に帰ってからだった。
