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恋人は王子様…!

第14章 間に合いましたか? sideN

潤くんと会えなくなって一週間経って…騒ぎが収まってないことを知った。

絶対にこのどさくさに紛れて、潤くんに手を出すやつがいるはず。

幼なじみの相葉さんに相談をすると相葉さんも大きくうなづいた。
「絶対、変な女の子に言い寄られるよ!」
「ですよね」
「もうさ、ニノが女の子の格好して「彼女です!」って出て行くしかないよ!」
「まじで言ってますか、それ」
「ニノなら大丈夫!可愛くなるよ!」
いや、女の子の格好して公衆の面前に?
無理無理無理。
「ほら、やってみよう!」
しぶしぶ、ウィッグと服を買って女装をする
「ほら、ちょー可愛いよ!」
「えー…」
無理あるよ、さすがに
「ほら、松潤迎えに行って、恋人つなぎして☆大歩いておいでよ!」
そうですよね
このまま、恋人のピンチを黙って見過ごすなんてできない

村人Aが王子様を救うためには、誰も思いつかないようなことをやってのけないと

前に教えてもらってた潤くんの時間割をチェックして、教室に向かったら…相葉さんの言ってたような展開が。

俺の潤くん…!

教室に飛び込んで潤くんに抱きつく。

後のことはもう覚えてなくて
ただ、ひたすら潤くんに引っ張ってもらって、気づいたら潤くんの部屋で

服は剥がれてしまって

ベッドに押し倒されていた

「潤くん…」
「助けにきてくれたの?」
俺、潤くんを助けられましたか?
間に合いましたか?
「好き…潤くん」
「俺も」

舌が入ってくる。
「んん…」
あれ…潤くんが気持ち良さそう
「んあ…」
嘘…
潤くんが攻めて潤くんが気持ちよくなっちゃってる
俺の身体で潤くんがよがってる

「カズ…っ、めっちゃいい」

俺も潤くんもキスだけでおかしくなってる
変なの
もっと強い刺激も知ってるはずなのに、唇を重ねて満足してる

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