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触感

第3章 洋菓子店

スウィーツ好きのヨウコとアサクラさんは、スウィーツの話で盛り上がっている。



1人のけものにされた気分になり、アサクラさんの気を引くために使っていたフォークを落としてみた。



カラーン。



静かな店内にフォークと床がぶつかる音が響き渡る。



「やだぁー気をつけなよ〜!調度いいや!このタイミングでお手洗い行ってくるね!アサクラさんの話が面白過ぎて行くタイミング逃してたわ。」




ヨウコはトイレに席を立った。




「ごめんなさい。私、そそっかしくて。」



落ちたフォークを拾おうとした。



「そのまま。座っていて下さい。」



ふわりと甘い、良い香りがしたかと思うと、足元にアサクラさんがいた。

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