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触感

第3章 洋菓子店

翌週ー




週に一回だけある休みはいつも予定でいっぱいになる。




先日あの洋菓子店に行ってから、アサクラさんの目が忘れられずにいた。




今日ここに来ればあんなことも忘れられるだろうという気持ちもあった。





こことは、あの歯医者だ。





あの一件以来初めて来る。




今日は定期検診。




ただのクリーニングの日だ。




どんな顔して会おうか…。




そんな心配をしているにも関わらず、私はパンツを履かずに来ていた。




ただし、肌色のストッキングは履いていた。



ハァハァ。




歯医者までの階段で息が上がる。

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