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大型犬との同居~Remake Of Story~

第5章 ~借金取り達の魔の手~

◇505号室・玄関◇

「ただいま」

玄関に入り、ドアの鍵を閉める。

「小太郎さ~ん!」

すると、リビングから慌てながら大喜君がやって来て、勢い良く僕を思い切り抱き締める。

「大喜君、く…苦しい…。」

「あっ、すみません…。」

僕から少し離れる大喜君。

「ゴメンね、心配かけて」

不安そうに、僕を見る大喜君に謝った。

「謝るのは、俺の方ですよ!
すみません、俺のせいでとんだご迷惑を…。」

「別に、きみのせいじゃないよ」

靴を脱ぎ、部屋に鞄を置いたあとリビングに向かう。

◇505号室・リビング◇

「でも、俺の事でひょっとしたら小太郎さんに危害が…。」

「まあ、過ぎた事を気にしても仕方ないし
僕は、無事だったんだから気にしない気にしない
終わり良ければ全て良しだよ」

背伸びして、大喜君の頭を撫でた。

「それより、お腹空いちゃった」

「はい、今から温めますね」

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