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大型犬との同居~Remake Of Story~

第5章 ~借金取り達の魔の手~

◇505号室・リビング◇

「うん!
やっぱり、中華丼は味濃い方が美味しいね♪」

今日の昼飯は、味濃い目の中華丼。

「俺も、味濃い方が好きっす」

大喜君には、マンション付近に奴らの車が止まっていて、匿ってる事がバレてる事は言っていない。

これ以上、不安になって暗い表情の大喜君は見たくない。

◇505号室・玄関◇

「それじゃあ、出掛けて来るね」

「はい♪」

靴を履き終わると、大喜君は笑顔で僕を抱き締める。

「大喜君?」

「えへへ♪
昨日、小太郎さんを抱き締めてなかったので、昨日の分も小太郎さんを補給してます♪」

大喜君は、1日に1回はこうして僕を抱き締める。

大喜君曰く、小さくて可愛いモノや抱き心地が良さそうな物を、抱き締めるのが大好きらしい。

「大喜君、行って来るね」

「小太郎さん、行ってらっしゃいです♪」

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