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「…今日、おおちゃんの誕生日、でしょ？」

「そうだね」

日にちが変わった瞬間にLINEは送った

プレゼントは事前に渡してあったし
今回は翔ちゃんが代表してお祝いしてくれるだろうから
俺たちからはケーキとかも用意せずにいた

「翔ちゃんね、スイートルーム予約したんだって…
付き合い出してすぐ」

付き合い出してすぐ？

「あ…」

なるほどね…そういうことか…

さすが翔ちゃん
メチャメチャ大野さんのこと愛しちゃってんね

今年の翔ちゃんからのバースデープレゼントは大野さんが今一番欲しがってるモノ

それを最高の思い出にしてあげようと
あんなに甘い罠を仕掛けられてたにも関わらず今日まで我慢してた訳だ…

「翔ちゃんって、俺と違って何事も計画的だよね
ごめんね、ニノ…俺、そういうの何も考えてあげられなくて」

情けない表情をする相葉さんを抱きしめた

「考えるより本能のまま動く…
それがおまえだろ？
俺は翔ちゃんじゃなくそんな相葉さんに惚れてんの」

俺や翔ちゃんには無い部分に惹かれてるんだよ？

「うん。ありがと、ニノ…大好き」

相葉さんが強く抱きしめ返してくれる

今日はお互い長い夜になりそうだね、大野さん…