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【リレー小説】ルイーダの酒場 4
ドラクエの世界観でオリジナル二次創作をリレー小説で書いてみませんか?
ドラクエの世界観なら、どんな物語でもOKです。
ただしドラクエの世界を楽しむためにも脱線しすぎにはご注意ください。
《ルール》
*ドラクエ好きなら、誰でも参加OK
*初めましてなどの挨拶はなし
*基本は三人称(場合によっては一人称もあり)
*前の人の文章を読んで話を繋げる
*順番は決まってないので、被った場合は先に書いた人の文章を優先する。またはうまいこと繋げる。
【登場人物】
ムト(盗賊→勇者)
パーム(マジシャン→魔法戦士)
レミファ(遊び人→賢者)
イワハシ(商人→武闘家)
カズマ(忍者)
ヤス(魔物系YouTuber)
ヒロ(魔物系YouTuber)
サチ(ヤスの妻、ヒロの母)
トロル(テヘペロ)
はぐれ爆弾メタル岩(クランチ)
キメラ(つばさ)
ベビーパンサー(はやて)
カネミツ(ダーマ神殿の大神官)
トムじいさん(ピチピチギャル)
ピノ(過去から来た少年)
黒井光邦(別の星の勇者オカマ)
http://otona-novel.jp/viewstory/index/37171/?guid=ON
ドラクエの世界観なら、どんな物語でもOKです。
ただしドラクエの世界を楽しむためにも脱線しすぎにはご注意ください。
《ルール》
*ドラクエ好きなら、誰でも参加OK
*初めましてなどの挨拶はなし
*基本は三人称(場合によっては一人称もあり)
*前の人の文章を読んで話を繋げる
*順番は決まってないので、被った場合は先に書いた人の文章を優先する。またはうまいこと繋げる。
【登場人物】
ムト(盗賊→勇者)
パーム(マジシャン→魔法戦士)
レミファ(遊び人→賢者)
イワハシ(商人→武闘家)
カズマ(忍者)
ヤス(魔物系YouTuber)
ヒロ(魔物系YouTuber)
サチ(ヤスの妻、ヒロの母)
トロル(テヘペロ)
はぐれ爆弾メタル岩(クランチ)
キメラ(つばさ)
ベビーパンサー(はやて)
カネミツ(ダーマ神殿の大神官)
トムじいさん(ピチピチギャル)
ピノ(過去から来た少年)
黒井光邦(別の星の勇者オカマ)
http://otona-novel.jp/viewstory/index/37171/?guid=ON
1
すると魔玉は光邦の頭にヒットした。
「いたっ! なに? 後ろから何か飛んできて……って、はあっ? あんたたち、私を置いてどこ行く気よ!!」
走って逃げていくムトたちに気づいて、光邦はフルフルと怒りを表す。
「待ちなさいよ、ゴルァっ!!」
光邦が金色の剣を持って追いかけようとした時、魔玉がカッと光った。
「えっ、なんなの? 力がっ……力が抜けるぅぅーーーっ!!」
なんと魔玉は、光邦の力を吸収し始めた。
みるみるうちに光を奪われ、光の剣はただの剣と化す。
「なっ……、一体何が起きたんだ!?」
まばゆい光を見たせいでいまだ目が慣れないムトは、まだ状況を把握できないでいた。
「いたっ! なに? 後ろから何か飛んできて……って、はあっ? あんたたち、私を置いてどこ行く気よ!!」
走って逃げていくムトたちに気づいて、光邦はフルフルと怒りを表す。
「待ちなさいよ、ゴルァっ!!」
光邦が金色の剣を持って追いかけようとした時、魔玉がカッと光った。
「えっ、なんなの? 力がっ……力が抜けるぅぅーーーっ!!」
なんと魔玉は、光邦の力を吸収し始めた。
みるみるうちに光を奪われ、光の剣はただの剣と化す。
「なっ……、一体何が起きたんだ!?」
まばゆい光を見たせいでいまだ目が慣れないムトは、まだ状況を把握できないでいた。
2
光邦が、力無く倒れた。
しかも、その体からは、黒い霧状の物が溢れ出てくる。
「なに、どうしたの私……」光邦は倒れたまま周りを見回す。
「勇者どの! 今ですぞ!」と王様。
「なにっ!」
倒れた光邦の背中に、シャドーモンスターの姿が……。
どうやら、魔物相手にパコパコしていた光邦の体に、やられていた魔物の魂の一部が、尻から繋がっている光邦自身へと移動し、光邦に乗り移っていたのだ。それが魔玉の力によって、表に出された。
「そういうことか!」
ムトは、シャドーに対しザラキを唱えた。
シャドーと光邦は、息絶えた。
しかも、その体からは、黒い霧状の物が溢れ出てくる。
「なに、どうしたの私……」光邦は倒れたまま周りを見回す。
「勇者どの! 今ですぞ!」と王様。
「なにっ!」
倒れた光邦の背中に、シャドーモンスターの姿が……。
どうやら、魔物相手にパコパコしていた光邦の体に、やられていた魔物の魂の一部が、尻から繋がっている光邦自身へと移動し、光邦に乗り移っていたのだ。それが魔玉の力によって、表に出された。
「そういうことか!」
ムトは、シャドーに対しザラキを唱えた。
シャドーと光邦は、息絶えた。
3
ゴゴゴゴ……どこからともなく、地鳴りのような音が響く。
「くそっ、地震か?」
「違うわよ、だって揺れてないもん。てか、あのボーイ・○ョージはどうすんのよ!私達みたいに棺桶にはならないわよ」
「しかし、どうすることも出来ねぇよ。あんな、カーマは気まぐれ野郎は放っておけ」
「なに言ってんのよ、仲間じゃない。テヘペロ、担いできて」
『ウガガ(あいつに尻触られるのやだよ)』
言ってる間に、石の壁にヒビが、深く入ってくる。
「ちょっと待って、ザオリクを唱えるわ」とレミファが言うと、王様は
「待ちなさい。今のままだと、まだあのカル○ャークラブとモンスターは、繋がったままじゃ。下手すれば、同時にモンスターとも生き返ってしまうぞ」
「厄介だなぁ、やつの性癖が招いてんじゃん」
「ザオリク!」レミファは、話を聞いてなかった。
案の定、光邦とシャドーは生き返った。
「イヤァーーッ!」と声を上げたのは、息を吹き返したばかりの光邦だった。
「私のケツから、黒い背後霊が見えるー!!!!」
「おい、あのシャドー、やつの尻から出てるみたいだぞ」
「やだ、汚い」
シャドーの心は傷ついた。
「くそっ、地震か?」
「違うわよ、だって揺れてないもん。てか、あのボーイ・○ョージはどうすんのよ!私達みたいに棺桶にはならないわよ」
「しかし、どうすることも出来ねぇよ。あんな、カーマは気まぐれ野郎は放っておけ」
「なに言ってんのよ、仲間じゃない。テヘペロ、担いできて」
『ウガガ(あいつに尻触られるのやだよ)』
言ってる間に、石の壁にヒビが、深く入ってくる。
「ちょっと待って、ザオリクを唱えるわ」とレミファが言うと、王様は
「待ちなさい。今のままだと、まだあのカル○ャークラブとモンスターは、繋がったままじゃ。下手すれば、同時にモンスターとも生き返ってしまうぞ」
「厄介だなぁ、やつの性癖が招いてんじゃん」
「ザオリク!」レミファは、話を聞いてなかった。
案の定、光邦とシャドーは生き返った。
「イヤァーーッ!」と声を上げたのは、息を吹き返したばかりの光邦だった。
「私のケツから、黒い背後霊が見えるー!!!!」
「おい、あのシャドー、やつの尻から出てるみたいだぞ」
「やだ、汚い」
シャドーの心は傷ついた。
4
地鳴りが始まって数分。
壁に入ったヒビが、みるみるうちに広がっていく。
その場にいた誰もが、持続する不快な低音に眉をしかめ、恐怖を感じた。
「地震じゃないんだったら、何だってんだ? 頭の中がミックスされそうな気分だぞ」
声を震わせてムトが尋ねる。
「あたしも酔ってきたみたい、気持ち悪~い。
ねぇ、王様。これは、魔玉の力なのぉ? どうしたら、止まるのぉっ?」
「む~? エレレレレ~」
「うがっ (大変だっ、王様が吐いちゃったじょ)」
王様を介抱しているうちにも、地鳴りは続く。
ムトは体がグラグラと回っているような気分になって、よろめいた。
「くっ。やっぱ、ここは脱出するしかないっ」
「でもぉ…」
レミファは、倒れている光邦の腕を引っぱろうとしたが、重くて動かせない。
「カマ勇者なら、きっと大丈夫だ。こいつが想像をはるかに越えて強いのは知ってるだろ?
最優先は、ぱ……王様だ! 王様を守るのが俺たちの使命。だから、一時退却だ!」
「そ、そうね。黒帽子のマスク男と神父さんも気がかりだわ。ってことで、カマ勇者、また会おうね!」
「レミファ、急げ!」
*
壁に入ったヒビが、みるみるうちに広がっていく。
その場にいた誰もが、持続する不快な低音に眉をしかめ、恐怖を感じた。
「地震じゃないんだったら、何だってんだ? 頭の中がミックスされそうな気分だぞ」
声を震わせてムトが尋ねる。
「あたしも酔ってきたみたい、気持ち悪~い。
ねぇ、王様。これは、魔玉の力なのぉ? どうしたら、止まるのぉっ?」
「む~? エレレレレ~」
「うがっ (大変だっ、王様が吐いちゃったじょ)」
王様を介抱しているうちにも、地鳴りは続く。
ムトは体がグラグラと回っているような気分になって、よろめいた。
「くっ。やっぱ、ここは脱出するしかないっ」
「でもぉ…」
レミファは、倒れている光邦の腕を引っぱろうとしたが、重くて動かせない。
「カマ勇者なら、きっと大丈夫だ。こいつが想像をはるかに越えて強いのは知ってるだろ?
最優先は、ぱ……王様だ! 王様を守るのが俺たちの使命。だから、一時退却だ!」
「そ、そうね。黒帽子のマスク男と神父さんも気がかりだわ。ってことで、カマ勇者、また会おうね!」
「レミファ、急げ!」
*
5
ムトとレミファ、王様をおんぶしたテヘペロは走りだす。
「ま、待って。私は、ただのオカマのダンサーよ。助けて……」
光邦の弱々しい声は、もはやムトたちには届かなかった。
魔玉に力を吸いとられたために、立つこともできない。
「んもうっ。力が出ないのは、この背後霊のせい?」
光邦はいまいましげにシャドーを睨みつける。
だが、シャドーは、悲しげに魔玉をつんつんしていた。
それを見た光邦は、シャドーをあわれに思って励ましにかかる。
「もう、バカね!
よくわからないけれど、あんたは、私とズボズボタイムを過ごしたダーリンたちとの愛のメモリーなんでしょう? 素晴らしい存在じゃないの!
汚いなんて、これっぽっちもないわ!
さあ、自信をもって、私の体にちゃっちゃとお戻りなさい!
そして、戻ったら、主人である私の言うことをしっかり聞くのよ? いいわね? ほら、気合い入れるわよ!」
光邦は大きな息をひとつしてから、ありったけの力をふりしぼって、自らの尻穴をびろーんと広げた。
すると、シャドーが……シャドーがつついていた魔玉ごと、光邦のケツにシュルルルンと吸いこまれていった。
*
「ま、待って。私は、ただのオカマのダンサーよ。助けて……」
光邦の弱々しい声は、もはやムトたちには届かなかった。
魔玉に力を吸いとられたために、立つこともできない。
「んもうっ。力が出ないのは、この背後霊のせい?」
光邦はいまいましげにシャドーを睨みつける。
だが、シャドーは、悲しげに魔玉をつんつんしていた。
それを見た光邦は、シャドーをあわれに思って励ましにかかる。
「もう、バカね!
よくわからないけれど、あんたは、私とズボズボタイムを過ごしたダーリンたちとの愛のメモリーなんでしょう? 素晴らしい存在じゃないの!
汚いなんて、これっぽっちもないわ!
さあ、自信をもって、私の体にちゃっちゃとお戻りなさい!
そして、戻ったら、主人である私の言うことをしっかり聞くのよ? いいわね? ほら、気合い入れるわよ!」
光邦は大きな息をひとつしてから、ありったけの力をふりしぼって、自らの尻穴をびろーんと広げた。
すると、シャドーが……シャドーがつついていた魔玉ごと、光邦のケツにシュルルルンと吸いこまれていった。
*
6
「っあぁんっ!……最近、入れるばっかだったけど、たまには、入れられるのも悪くないわね」
意味不明に悶えたあと、光邦はすくっと立ちあがる。
「よしよし、力がわいてきたわ。で、あんたはどうするの?」
シャドーと一体化した光邦は、横で身じろぎもしないキング爆弾岩に目を移した。
その時だった。
「え? ちょっと、ちょっとぉーー!」
ガゴグワッシャーン!
光邦の悲鳴とともに、凄まじい音をたて、またたくまに城は崩れてしまった。
城の倒壊と同時に舞いあがった大量の埃が、何千里も遠くまでをのみこんでいく。
夜がきても、埃はざわめいていた。
そして、数日後。
立ちこめていた埃は、次第に薄れていく。城のあった場所に残ったのは、巨大な瓦礫の山。
そこに、生物の気配はなかった。
瀕死の魔物なら、いたかもしれないが……。
冷えた空間に、タタタと文字が打ちだされる。
『パーティーは、全滅しました?』
──あれっ、ハテナがついてるぞ?
誰もが疑問に思ったその瞬間、かすかに物音が聞こえた。
岩のきしむような小さな音……。
「メ」
「メメメ……」
「メガ…ザ…ル………!」
*
意味不明に悶えたあと、光邦はすくっと立ちあがる。
「よしよし、力がわいてきたわ。で、あんたはどうするの?」
シャドーと一体化した光邦は、横で身じろぎもしないキング爆弾岩に目を移した。
その時だった。
「え? ちょっと、ちょっとぉーー!」
ガゴグワッシャーン!
光邦の悲鳴とともに、凄まじい音をたて、またたくまに城は崩れてしまった。
城の倒壊と同時に舞いあがった大量の埃が、何千里も遠くまでをのみこんでいく。
夜がきても、埃はざわめいていた。
そして、数日後。
立ちこめていた埃は、次第に薄れていく。城のあった場所に残ったのは、巨大な瓦礫の山。
そこに、生物の気配はなかった。
瀕死の魔物なら、いたかもしれないが……。
冷えた空間に、タタタと文字が打ちだされる。
『パーティーは、全滅しました?』
──あれっ、ハテナがついてるぞ?
誰もが疑問に思ったその瞬間、かすかに物音が聞こえた。
岩のきしむような小さな音……。
「メ」
「メメメ……」
「メガ…ザ…ル………!」
*
7
その声が聞こえるやいなや、瓦礫の中から一人、また一人と次々と蘇るゾンビのごとく、町の人々が姿を現した。
その中にはもちろん、ムト達の姿があった。
「ここは? え、俺……生きてるのか?」
巨大な城が崩れ、近くの町も瓦礫にうもれ、大勢の人達が、その犠牲となったが、どういうことか誰一人として、命を失っているものはなかった。
「あれ、王様は? レミファ、テヘペロ……あと、あいつ誰だっけ?」
「光邦よ! 忘れないでよ!」
そこに、まったくの無傷の光邦が声を上げる。
「あ、オカマ! 生きてたのか」
「私は、いきなり尻から変な黒いのが出てきてそいつを盾にしたからなんとか生きてたわよ。私、あんな変な寄生虫を尻に飼ってたの?」
どうやら、光邦はシャドーという存在のことを忘れているようだ。
真相は言わないでおこうと、ムトは決めた。
「魔玉の力が、発揮されたのじゃな」と言ったのは、腰に布を巻いただけの王様だった。
「王様! 生きてたのか」
「魔玉はメガザルの力をもっておる。玉は崩壊したが、町の人々達の命も蘇らせたようじゃな」
その中にはもちろん、ムト達の姿があった。
「ここは? え、俺……生きてるのか?」
巨大な城が崩れ、近くの町も瓦礫にうもれ、大勢の人達が、その犠牲となったが、どういうことか誰一人として、命を失っているものはなかった。
「あれ、王様は? レミファ、テヘペロ……あと、あいつ誰だっけ?」
「光邦よ! 忘れないでよ!」
そこに、まったくの無傷の光邦が声を上げる。
「あ、オカマ! 生きてたのか」
「私は、いきなり尻から変な黒いのが出てきてそいつを盾にしたからなんとか生きてたわよ。私、あんな変な寄生虫を尻に飼ってたの?」
どうやら、光邦はシャドーという存在のことを忘れているようだ。
真相は言わないでおこうと、ムトは決めた。
「魔玉の力が、発揮されたのじゃな」と言ったのは、腰に布を巻いただけの王様だった。
「王様! 生きてたのか」
「魔玉はメガザルの力をもっておる。玉は崩壊したが、町の人々達の命も蘇らせたようじゃな」