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リレー小説3


もう終わりそうなので、たてました。

参加していいですか?等、私語不要(^-^)

それでは

2番さんからスタート!
3 悠斗に引き上げてもらいながら、立ち上がる少女。

自分でも耳まで真っ赤になっているのが分かった。

「わ、私!高坂ミ・・・」

少女が名前を名乗ろうとすると、

「ミオ姉のパンツは白♪ミオ姉のパンツは白♪」

後ろを先ほどの子供が歌を歌いながら三輪車で通り過ぎた。

少女は振り向いて叫ぶ。

「もう!ター坊!黙ってなさい!!」

少女は再び悠斗に振り向き直すとうつむいて急にしおらしくなった。

「違うんです。あの・・・」

「高坂さんだね?元気そうで羨ましいな」

「ハイ!元気だけがとりえで」

「急いでたみたいだけど大丈夫?」

「あぁ!そうだ!学校!!
ほんとすみませんでした!」

少女はもう一度謝ると走りだした。

少女は走りながら先ほどの美青年のことばかり考えていた。

「格好良かったなあ。

同じ歳ぐらいに見えたけど制服着てなかったなあ。

元気が羨ましいってどういうことだろう?

あぁ!名前聞くの忘れた!」
4
「ふふ…高坂さんっていうんだ…ぼくの好みだ」

ミオが去っていった後、悠斗はひとりごとを
言っていた…。

----

ガラガラ… 

ミオは教室に入る。

「すみません!遅れましたぁ!」

ペコペコと頭をさげる。

「…次から気をつけなさい」
みんながいる中で、冷たい声を放った先生。

ミオの先生は男の先生。
メガネをかけていて、イケメンだ。

女子生徒に人気がある。

「…はい」

ミオは席についた。
5


ミオの担任、佐々木悠介は
朝のホームルームが終わった後静かにくつろいでいた


「全く…
俺のクラスだって言うのに遅刻者なんてな…

しかし、
高坂が遅刻なんて珍しいな。
なんかあったのかな…」



佐々木は、
ミオとはじめて会ったときから
ずっと気になっていた


すると朝の爽やかな職員室に
けたたましい程の
着信音が鳴り響いた


プルルルルル♪プルルルルル♪…



ん…?



悠斗からだった…





6 授業初日だってのに、集中できないなあ。

はあ・・・私の王子様・・・

どこにいるんだろう・・・

「高坂さん・・・」

「え?だれ?」

「僕だよ」

「さっきの・・・」

「さあ、踊ろう」

「え?でも私、踊り方知らない」

「僕が教えてあげるよ」

「こう?」

「そう、ほら、1,2,3・・・1,2,3・・・」

「踊れるわ!」

しばし踊りを楽しむ二人。

パリンッ!!

「ああ!ガラスの靴が割れちゃった!」

「高坂さん、これじゃあ、君を探し出せないよ。
もうすぐ12時。
君は帰る時間だろ?」

「大変だわ!!」

「高坂!高坂!!」

バン!

先ほどの教師中井に教科書で頭を叩かれるミオ。

「最初の授業で寝るヤツがあるか」

クラスのみんながどっと笑う。

やっちゃったあ!!

高校生になったら、ちゃんとしようと思ってたのに。

きっとクラスのみんなに変なヤツだと思われた。
7
もーっ、私ってば…

あはは…

「起きろよ、高坂。授業再開するぞー」

「はぁ~い」
あくびを交えて返事をする。

………王子様
会いたいわ………

胸焦がれるミオ。


-------

キーンコーンカーンコーン!

一時間目の終わりをつげる。

彼…私と同じ制服だったから…会えるかな?

少ない休み時間を使って彼に会いに行こうかしら。

ミオは朝会った王子様を探す。

「どこかなぁ?」

周りの教室をウロチョロするミオ
隣の教室の窓をチラッと見ると

朝会った王子様、悠斗がいた。

恥ずかしくて声が出せないので
気づいてくれるのを待つ。

彼はチラッとミオのほうを見た。

美しい美青年だな…

「やあ」
と、彼はニコッとして言った

「あ…」
私は少し戸惑った。

「おいで?高坂さん」

手招きをする彼。

「…えっ///」

戸惑っていると

「いいから…早くぅ」
上目づかいでおねだりをした。

キュン………。
8 「何だ?てめぇ!」

悠斗だと思っていた美青年が荒々しい口調で言った。

ひぃ!今朝の優しい感じと全然違う!

「だから、何見てんだよ!」

よく見たら耳にピアス。

校則で禁止されているのに。

この人、ヤンキー?

人違い?

またやっちゃった!

すぐ、私、妄想モードに入っちゃって。

入学早々、色々やっちゃってる!!

「すみません、人違いでして・・・では、失礼します!!」

ミオは慌てて振り返り、逃げ去ろうとした。

「おい!待て!」

ヤンキーはミオを強引に振り向かせて、顔を近づけて言う。

「お前!可愛いな。俺と付き合えよ」

二人の一部始終を遠目で見ていた周りの生徒がざわつき始めた。

な、何言ってるの。この人!

みんながいる前で!

ありえない!

---

一方、佐々木は。

悠斗からの電話に出る。

佐々木「ああ、悠斗くんか。
今日は放課後に用事もないし、そちらへは4時ぐらいに行けるよ。
うん、無理しないで。
本当なら君も学校に来れたのにね。
ああ、分かった。
では、後ほど」

佐々木と悠斗はいとこ同士で、
佐々木は学校に出れない悠斗の勉強を見ていた。
9
-----

「高坂さん、次体育だよ!」

「そう、ありがと」

女子生徒が私を現実にもどす


急いで着替え、運動場に向かった。
10
春の陽光が降り注ぐ。

大学病院の一室から見える学校の校庭。

体育の準備が進められる中、各生徒には様々な武器が配られていく──


20メートルのコンクリートの壁に覆われたその高校は、いづれ凶悪犯罪を犯してしまうかも知れない恐れのある少年少女を養成する、

特殊部隊訓練高だった──

11

各々武器を持った生徒達が、
学校の裏手にある森へと
解き放たれて行く───。


本日の体育の授業は
”バトル・ロワイヤル”


『何人を倒したか』で技術点が
加算され、『どんな手を使って
倒したか』で芸術点が加算される
システムだ。


そして最後まで生き残った
MVPには更に倍の得点が
加算される。


ミオはこの授業が
あまり好きではない。


何故なら───。

12 得点の低い生徒は、後で罰ゲームを受けなければならないからだ。

教官は鋭い目つきをした角刈りの男性で、迷彩服を着て、モデルガンのM16を手にしている。あの超一流スナイパーゴルゴ13を彷彿させるようだ。

何気にミオが教官の後ろに立ったその時だった。

 ーーーーーーーー
      バキッ!

         痛いっ!

 
        ズテンーー
        ………………………

急に教官が振り向いて、後ろに立ったミオを殴りつけた。

      俺の後ろに立つな!
     この間 忠告しただろう!

教官は後ろに立たれるのを極端に嫌う。そうゴルゴ13と同じくせがあった。


      今日の罰ゲームは  
     得点の高い生徒が
  得点の低い生徒を好きに出来るルールだ!


     エサにならないように
       頑張りなさい


        フフフフ(笑)         
           






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