その時
彼はひたすらの闇に堕ちてゆき
心は赤黒く塗りつぶされた
やがて彼の世界を支配するものは
怒り、絶望、慟哭
匣が吐き出した暗黒だけだろうか…
泣き叫ぶ萌を残し、自己嫌悪に苛まれる柊がクリスマスに思いをはせたことが、まさか真実を知るきっかけになるとは…
萌の携帯に残された忌まわしい画像を私たちは知っているはずなのに、柊にシンクロするあまり、求めた幸せな記憶との落差にふいをつかれたように立ち竦みます
はたして柊はこの後…
和虎は?灰谷氏は?そして萌は?
更新ありがとうございます!
柊の絶望で下りた幕から続く次章の由奈side
更なる波乱の予感です