入れ子細工のように綴られる場面の鮮やかさは、読み手を萌にシンクロさせ胸をしめつけます
けれど時に遊離した萌の魂が俯瞰で語るようにも思え、記憶の扉を閉じるまでの心の動きがいっそう印象に残るのです
身体の自由を取り戻した萌がその身を投じた先は愛する人か、目覚めた悪魔か…
対に対峙するふたりのシュウに鼓動は更に早まります
それにしても黒いコートが
『ゆっくりと 音もなく うずくまる人の形に 変わっていく。』とはなんて表現!
不気味さが背筋を這い上がりました
更新ありがとうございます!
次の和虎sideはもしかして…