With the king…
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シグマは勢い良く扉を押し開きズンズンとホール内に入って来た。
装備を無造作に脱ぎ捨て、ベルに向って歩み寄る。
302
sigma⚔
ベル…今日はお前がオレを洗う日だ忘れてないだろうな?
303
bell📘
もちろん!準備するからシグマは浴場で温まって待ってて
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◆浴場◆
シグマは広い湯舟に大の字になって浸かっている。
湯面にはティアレの花が浮いてる。
ベルのお気に入りの花…南国を思わせる香りが特徴だ。
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bell📘
お待たせ、シグマ
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ザブザブと湯を歩いてベルはシグマに近づいた。
シグマは閉じていた目を開いてベルの方を見やると…
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sigma⚔
どういうつもりだ、ベル
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ベルはラムダを抱っこして一緒に湯に浸かっていた。
ラムダはお湯の中でキャッキャはしゃしでいる。
よくみると、
ベルは全体に刺繍がほどこされたレースの服を身にまとっている。
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bell📘
今夜はラムダと一緒にお風呂に入って
親子関係を深めてもらおう思ったの。
シグマは普段からあまりラムダのこと
構ってないみたいだったから…
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シグマはあからさまに迷惑そうな表情をしている。
子どもが苦手だった。
すぐ泣くし、言葉が通じない…
赤子なんだから当たり前なのだが、
どうしてイイのか分からなくて出来れば関わりたくなかった。
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