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With the king…

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sigma⚔

んんっ…ソニア?

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シグマが上体を起こすと、両脇から2人のオンナが飛びついてきた。

ミウとパイにキスの嵐を受け、シグマにしがみ付いて離れない、そんな2人をしっかり両腕に抱きとめた。

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sigma⚔

ミウ、パイ…大袈裟だな…??
たかだが2日だぞ…
…いや、待てよ
オレは何日不在だったんだ?

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sonia💃

半年よ
今まで一体どこへ行っていたの

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ソニアの口調は優しかったが、妙な威圧感がある。

シグマは頭を巡らせていた。
半年!?…オレがビアルネスの世界にいたのは2日程度だ。確か、ベルと血の契約を結び、明朝出発する様に冷たくあしらって

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sigma⚔

ベルは…

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sonia💃

半年前にアナタの知人のもとに送りました。見送りもなしで…可哀想なベル…ミウも、パイも、アナタが不在中どんなに寂しい思いをしていたか分かっているの?

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sigma⚔

いや…オレは…すまない。ソニア、余計な苦労をかけさせてしまったな…

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sonia💃

言いたい事は山ほどあるわ。
それは置いといて…この娘はシグマが連れて来たのかしら?

400

皆の視線が一気にビアルネスに向いた。

一斉に注目されたビアルネスは暖炉の隅で所在なげに佇んでいた。

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