
With the king…
441
楽しそうなシグマの姿を初めて見た。
ミウとパイも一緒に楽しみながら愛しいオトコの冒険譚を聞き入った。
そこへソニアが現れた。
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sonia💃
ビアルネスは私の厩室で休ませているわ。
ひどく混乱していて、不安と恐怖に押し潰されそうになりながらずっと震えていたわ…シグマ、あの娘になんて言ってココに連れて来たの?
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sigma⚔
オレの妾になって一緒に暮らそう。と求婚した。
進歩はしていないが、なに不自由なく暮らせるとも言ったな。
444
sonia💃
なぜ、わざわざ異世界まで行って騙すようなことして連れて来たの。独り知らない世界で生きていくのは可哀想だと思わなかったの?
445
sigma⚔
騙してない!
オレはビアルネスを愛してしまったんだ。
傍に置いて一緒に暮らしたいと思った。こちらに連れてくればオレが一生面倒を見ることが出来る。
そう気づいた時、頭より先に身体が動いていた。
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ソニアは倒れそうになった。
愛していたから
そばに置いておきたいから
そんな理由で…
無謀にも程がある
447
sigma⚔
オレがいなかった半年、コッチは何か変わった事はあったか…
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sonia💃
結論からいうと、王の不在を隠して持ち堪えたわ。
城の者たちが負担を強いられて保たれていたの…シグマ、もっと王として自覚を持って頂戴。
私たちの安寧をアナタの我儘で奪わないで!
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ついにソニアは床に突っ伏した。全て上手く行っていたのはソニアの根回しがあってこそ。シグマが戻った事で緊張の糸がぷつりと切れたのだった。
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侍女
ソニア様!
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