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With the king…

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シグマはブロンドウェーブの豊かでしなやかな髪に
顔を埋めるようにしながら抱きしめる
大きな手のひらで乳房を包み込み、
鼻を鳴らしてソニアの匂いを吸いこむ
…甘く濃厚なローズの香り

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sigma⚔

ソニア、痩せたな…
オレの所為だな…すまない。

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sonia💃

今回はさすがに堪えたわ…
でも、信じて待ってた…
シグマ、もう私を一人にしないで

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sigma⚔

あぁ、分かってる…
また待たせてしまったな
信じてくれてありがとう。

もう無謀なことはしない
本当だ。約束する

ソニア、愛している

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ソニアは愛するオトコの腕の中に沈んだ。

半年の間、緊張で凝り固まっていた身体が
自由になったような気がした。

強引で、
わがままで、
寂しがりやで、
自由を求めるシグマを
ソニアは心底愛していた。

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日が完全に登った。シグマは食堂へ向かった。

◆食堂
シグマと妾たちは朝と晩は一緒に食事をとる。
今日は、新たにビアルネスと息子のラムダが席についている。

半年ぶりの再開にラムダはソワソワしていた

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皆で食べる食事は、堅苦しくなく各々自由に
食べたいものを食べるスタイル。
シグマは朝から肉や野菜など豪快に食べる。
ラムダはパンを頬張りながらジーッとシグマを凝視している。

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sonia💃

シグマ、ごめんなさいね…
ラムダはアナタと一緒に食事ができて感動してるの。
気になるようなら明日からは別にするけど…

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sigma⚔

いや、大丈夫だ…半年間で大きくなったな

ラムダ、美味いか?

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lambda♠️

うん!どーじょ(どうぞ)

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