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With the king…

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sonia💃

ここはわたしに任せて、シグマは夜のお勤めに励んでちょうだい

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sigma⚔

え、…この状況でオレを追い出すのか?

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sonia💃

そうよ。
ミウもパイもこの事を知らないわ。
アナタが来るのを待ちわびているわよ

心配なのは分かるけど…
まずはお勤めを果たしてきて

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ソニアはなかなかに冷酷だった。
シグマは内心で悪態をついていた。

(確かにオレがいても役に立たないが…)

いつしか雨は収まり、薄曇の間から月の光が差していた。

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◆パイの厩室◆
シグマの到着を今か今かと待ちわびているパイ。
扉が開く音が聴こえて愛しい主人の元へ走り寄る

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pai🍄

今夜はけぇへんかと思った
むっちゃ嬉しい

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sigma⚔

遅くなったな、オレは必ず約束は守る
もっと自分を大切にしろよパイ

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ソニアの言うとおりだ…
この健気な妾に寂しい思いをさせてしまうところだった。

オレはもっと妾たちを大切にしなければいけない

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pai🍄

シグマ…今日はいつになくカッコええなぁ

800

フッと深緑の瞳が微笑む
大きな手のひらがパイの頬に触れる、彼女も手を重ねた。

セッカチなパイがいつになくしおらしい
シグマはじっくりと愛撫を始めた

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