おうさまの金曜日
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viernes
抱っこしてくれなくてもビー歩けるよ?
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sigma
あぁ、そうじゃない。床石は足が冷える
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涼しい顔でサラッと言うセリフにビアルネスはドキドキしていた。シグマの逞しい腕に抱きかかえられるのも悪くない。触れ合う肌からは暖炉のような熱を感じる
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viernes
あったかいって幸せだねって、おじさまが言うの。本当ね…おじさまに会いたい…心配して探してくれてるかな
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sigma
面白いオンナだな。捨てられた養父にそこまで愛情を感じているのか
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viernes
違う!捨てられてないし、養父じゃなくて彼氏なの!おじさまのこと悪く言わないで
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sigma
分かった、わかった…どこも複雑だな
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2人は浴場についた。ビアルネスはザブザブと湯につかって、ザバザバと湯が流れ出す場所を指差して言った
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viernes
ココよ!ここから滑り落ちてきたの…たぶん
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シグマは流れ出る湯の中に腕を入れて中のコックを閉めた。しばらくすると流れが弱まり中に入れるようになった。源泉の切り替え地点や空気孔など中を調べた限りでは気になるところはなかった
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